遺産相続>相続の正しい方法

○ 相続の手順 (遺産分割)

相続の手続きは概ね以下の手順で行います。
無作為に自分の権利を主張していればいつか自分の手元に何か来る、というような話ではありません。

@遺言書の有無が先決
 有効な遺言書が存在すれば、それを元に遺産分割を進めることが出来ます。
A相続人を確定します。
 愛人いたなどの場合、その子供は相続人の一人となります。
B遺産の額を確定します。
 現金、有価証券、自動車、土地家屋など後々争いになりそうな物は対象とします。
 家族の知らない不動産などがないか、調査して目録を作成します。
 負の財産(借金)の調査も重要です。
C分割方法を決定します。
 お互いの話合いで折り合わないなら、法定相続の割合で。
 それでも駄目なら迷わず調停がよいでしょう。
D調停では
 分割方法の提案や助言をしますが、まとまらない場合は審判となりこれは強制力を持ちます。
E名義変更などの手続き
 相続の最終的な実行といえます。

兄、姉は子供の時のままの力関係で会話をするとしばしば時代錯誤に陥ってしまいます。
すでにお互いに家庭まで持っている大人なのですから。一線を引いて話をしなければならないのです。
以外にこれは相続問題で押さえるべき要素だと思います。

ですから、遺産を整理する場合ははじめから公明正大に第三者を入れる方が得策であるとも言えます。
その第三者について次の章でお話しましょう。

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